産業廃棄物収集運搬業許可を取得するにあたり一番最初にしなくてはいけない講習会受講について解説!!

こんにちは。行政書士の小泉です。

今回は、産業廃棄物収集運搬業許可を取得する際に必須となる講習について解説いたします。

講習の目的

産業廃棄物収集運搬の適正な処理を行うために必要な専門知識や技能を習得するため、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターが実施する講習の受講が義務付けられています。

講習の受講対象者

  • 法人の場合
     代表者、役員(監査役及び社外取締役を除く)、政令使用人のいずれかが受講し、修了証を取得する必要があります。
  • 個人の場合
     申請者本人が受講し、修了証を取得する必要があります。

講習の受講方法

講習は以下の2つの形式で行われています。

  • オンライン形式
     会社や自宅などで講義動画を視聴し、後日会場で試験を受けます。
     受講時間は講習内容により異なります。
  • 対面形式
     講師の講義を直接受け、その場で試験を行います。

講習の種類と所要時間

講習課程対面形式所要日数オンライン形式所要時間
新規課程(産業廃棄物収集運搬)2日間約12時間
新規課程(特別管理産業廃棄物収集運搬)2.5日間約16.5時間
更新課程(産業廃棄物・特別管理産業廃棄物)1日間約6時間

試験について

講習終了後に修了試験があり、合格しなければ修了証は取得できません。
試験の難易度はそれほど高くなく、講習内容をしっかり理解していれば合格可能です。

万が一不合格となっても、講習受講日の翌年度末までに原則2回まで再受験が可能です。

修了証の有効期限

  • 新規講習修了証:取得から5年間有効
  • 更新講習修了証:取得から2年間有効

試験合格後、通常2週間程度で修了証が発送されます。

受講申込みの注意点

講習会の受講枠はすぐに埋まるため、許可申請を検討される場合は、まず講習会の予約を優先的に行うことをおすすめします。

以上、産業廃棄物収集運搬業許可申請でお困りの方は行政書士 小泉事務所までご相談ください。
初回相談料は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。