建設業の「建設キャリアアップシステム(CCUS)」について解説!!

こんにちは。行政書士の小泉です。

建設キャリアアップシステム(CCUS)とは、技能者の現場における就業履歴や保有資格などを記録・データベース化することにより、その技能者が培ってきた施工能力を客観的に「見える化」する仕組みです。
また、建設業者にとっては元請業者や施工主へ「自社に所属する技能者・有資格者の数、技術力」を客観的に示すことができます。経営事項審査の加点要素にもなっています。

2020年3月に国土交通省と建設業4団体の合意により、2023年度からあらゆる工事において建設業キャリアアップシステム(CCUS)を原則義務化することになりました。

建設キャリアアップシステムへ登録すると、技能者は顔写真付きのICカードが発行されます。能力(作業員としての経験・知識技能・現場管理の経験など)に応じ、異なる色のカードが発行されます。
・白⇒見習い工
・青⇒一人前の職人
・銀⇒職長として現場の管理業務なども行える者
・金⇒高度なマネジメント能力を有する者(登録基幹技能者等)

ICカードには、本人情報・所属事業者・社会保険加入状況・職種・保有資格・受講履歴などが登録されています。所属する建設業者が変わったり、新たに資格を取得するなど、登録事項に変更が生じた場合は、システムへログインし変更登録が必要になります。

また、ICカードを現場のカードリーダーへかざすと、就業履歴が蓄積されます。
下記の内容が記録されます。
・どこで働いたか
・どのような立場・役割で働いたか
・どのような作業をしたか

以上、建設業許可申請でお困りな方は行政書士 小泉事務所までご相談ください。                 初回相談料は無料でございます。お気軽にどうぞ。