
こんにちは。行政書士の小泉です。
近年、起業や独立を考える方が増えていると感じています。
そこで今回は、私が行政書士として独立開業を決めた「おすすめポイント」を3つご紹介します。
① 低コストで開業できる!
多くの事業では、開業資金として平均1,000万円ほど準備が必要と言われています。
そのため、日本政策金融公庫などからの借入れで起業される方が多いと思います。
しかし、行政書士の開業資金は自己資金で十分賄えます。
私の行政書士開業にかかった費用は以下の通りです。
- 行政書士会登録費用
・入会金 20万円
・登録手数料 2万5,000円
・登録免許税 3万円
・会費(半期分) 3万円 - 通信機器
・複合機 33,700円 - ホームページ作成費用
・SIRIUS2 28,800円
・賢威 27,280円
・エックスサーバー(年間) 10,560円 - 備品など
・名刺 1,210円
・職員印 5,580円
・銀行印 3,450円
・ゴム印 4,780円 - 実務講座
・◯◯塾 208,000円
合計で約60万8,360円でした。
他の業種と比べて破格の資金で開業できていると思います。
補足ですが、私は戸田市商工会が運営する「起業支援センター・オレンジキューブ」を利用しています。
約4.5畳のスペースで、契約金・敷金不要、デスク・キャビネット付き、月額3万円で借りられます。
ただし、唯一の失敗は実務講座に20万円以上費やしたことです。
講師が参考書をただ読み上げるだけの内容もあり、正直必要ありませんでした。
これから開業される方には、高額な実務講座はあまりおすすめしません。
② 資格試験が難しすぎない!
行政書士試験は年に1回実施され、合格率は約10%です。
一般的に約1,000時間の勉強で合格できると言われています。
私は行政書士試験を「働きながら独学で合格可能な最難関試験」と考えています。
司法書士や弁護士試験のように、働きながらの独学合格は非常に難しいのに対し、行政書士はその壁が比較的低いです。
③ 業務範囲が幅広い!
行政書士は官公署(各省庁、都道府県、市区町村役場、警察署など)に提出する書類の作成・提出代理を行いますが、その書類は1万種類以上あると言われています。
近年は民泊申請やドローン申請など、新しい業務ジャンルも拡大しています。
この業務の多様さから、同業者間ではライバル視よりも助け合いの精神が強いと感じています。
分からないことがあれば先輩行政書士に気軽に相談でき、先輩も快く教えてくれます。
これは税理士や司法書士など他士業にはあまり見られない特徴です。
以上が、私が行政書士として独立開業をおすすめする理由です。
もしご興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。